本記事では腎臓が悪い猫にモグニャンを与えていいのかを解説しています。
腎臓病の猫でもモグニャンは食べてもいいの?
猫の腎臓病の予防をしたいけどモグニャンを与えてもいいのかな?
腎臓が悪いけど、モグニャンを食べさせていいのか気になりますよね!
腎臓病の猫でもモグニャンは食べてもいいの?
⇨療養食ではないので、モグニャンだけをあげるのは危険です。モグニャンと腎臓の療養食を混ぜて与えましょう。
モグニャンで腎臓病の予防ができるの?
⇨できます。腎臓病の予防にとっても効果が期待できます。
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【公式サイトに確認済み】腎臓病の猫にモグニャンだけを与えるのはだめ!
モグニャンは、腎臓病の猫に与えてはいけません!
うちの猫はモグニャンしか食べないんだけど…
腎臓病の猫の場合、病状によっては腎臓にさらに負担をかけるのでモグニャンを腎臓病の猫に与えたい場合は獣医師に相談しましょう!
【おすすめポイント】
- 腎臓病の猫に配慮した成分(とくにリンが少ない)
- 消化がいい
自己判断での購入せず、必ず医師の診断を受けてから与えましょう。
腎臓病の猫にモグニャンを与えていけない3つの理由
モグニャンを腎臓病の猫に与えないほうがいい理由は3つです。
- 腎臓病の療養食ではない
- リンの含有量が少し多い
- 塩分が多い
理由①腎臓病の療養食ではない
モグニャンは療法食ではなく、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)が定める栄養ガイドラインに基づいて生産されたキャットフード。健康な猫や獣医師から食事制限をされていない猫なら問題ありません。
どうしてもモグニャンしか食べてくれない場合は
獣医師と相談して、モグニャンと療養食を混ぜて与える方法もあるよ
理由②リンの含有量が少し多い
腎臓病になると、リンの排泄がうまくできなくなります。リンが高い食事を与えると、腎臓に負担をかけるので低リンのキャットフードを選びましょう。
腎臓病の猫に与えるキャットフードの理想的なリンの含有量は0.5~1.0%未満だよ
理由③ナトリウム(塩分)が少し高い
腎臓病の猫は、ナトリウム(塩分)の摂取を制限をすることがあります。理由は腎臓に負担がかからないようにするためです。
腎臓病の猫向けのキャットフードは、ナトリウムの含有量が0.2~0.35%未満がおすすめ!
モグニャンを腎臓が悪い猫に与えている人の口コミ
Twitterでは以下の口コミが多く見られました!
- 成分が腎臓にやさしい
腎臓病の療養食には穀物が含まれているものがあります。穀物アレルギーの猫は食べれないので、モグニャンを使っている!という口コミが見られました。
【比較】モグニャンの成分は腎臓病の療養食とあまりかわらない
モグニャンとロイヤルカナン腎臓サポートの成分を比べてみました。
ちなみにロイヤルカナン腎臓サポートは腎臓病の療養食で、動物病院でも実際に使われています。
腎臓病の猫におもに注意してほしい成分は次の5項目になります。
- タンパク質
- リン
- ナトリウム
- マグネシウム
- オメガ脂肪酸3
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
タンパク質 | 27%以上 | 21%以上 |
脂肪 | 11%以上 | 15%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 | 5.7%以下 |
灰分 | 9.5%以下 | 6.3%以下 |
水分 | 5%以下 | 6.5%以下 |
リン | 1.1% | 0.44% |
ナトリウム | 0.62% | 0.4% |
マグネシウム | 0.09% | 0.06% |
オメガ脂肪酸3 | 2.5%以上 | なし |
カロリー | 379kcal/100g | 392 kcal/100g |
総合評価 | ||
購入する | 購入する |
比較①タンパク質:モグニャンのほうが高めだが推奨範囲内!
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
タンパク質 | 27%以上 | 21%以上 |
腎臓病の猫にタンパク質は30%以内を推奨。モグニャンは療養食ではですが、タンパク質は30%以内なので腎臓に負担をかけません。
比較②リン:療養食よりもモグニャンは多め
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
リン | 1.1% | 0.44% |
療養食より多いためすでに腎臓病になっている猫にモグニャンはおすすめしません。しかし他のキャットフードよりリンは控えめなので、腎臓病予防におすすめです!
血液検査の結果では療養食を毎日食べないといけないわけではないから、モグニャンを食べていいかは、獣医師に確認しよう!
比較③ナトリウム:療養食よりもモグニャンは多め
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
ナトリウム | 0.62% | 0.4% |
腎臓病の猫にとってモグニャンはナトリウム(塩分)が療養食よりも多いのでおすすめしません。
腎臓の機能が低下すると、ナトリウム(塩分)と水分の調整がうまく出来なくなり血圧が上がりやすくなります。血圧が上がると腎臓の負担が増えます。
比較④マグネシウム:療養食と含有量は大差なし
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
マグネシウム | 0.09% | 0.06% |
マグネシウムは猫の骨や歯の健康に必要な栄養素です。療養食と比べると含まれている量は大きな変わりありませんね。
比較⑤オメガ3脂肪酸:モグニャンのみ含まれている
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
オメガ3脂肪酸 | 2.5%以上 | なし |
オメガ3脂肪酸はモグニャンのみに含まれています。腎臓のはたらきを助けるのに役に立ちます。
比較⑤総合評価:モグニャンは腎臓病の療養食と大きな差はなし!
モグニャン | ロイヤルカナン 腎臓サポート | |
---|---|---|
総合評価 |
モグニャンのタンパク質・リン・ナトリウムの数値は動物病院で出している療養食と大きな差はありません。
すでに腎臓病になっている猫には療養食、腎臓病予防にはモグニャンがおすすめですね。
モグニャンが猫の腎臓病の予防に最適な6つの理由
飼い主の中には猫が腎臓病予防的のために、健康なときから「療養食」を食べさせている人もいますが健康な猫に「療法食」を食べさせてはいけません!腎臓病の猫と、健康な猫では必要な栄養素がちがいます。
モグニャンが腎臓病の予防に最適な理由を6つ解説します。
- タンパク質の量
- ミネラルが控えめ
- オメガ3脂肪酸が含まれている
- 人工添加物が不使用
- タウリンが含まれている
- バナナやクランベリがー尿路疾患を予防してくれる
タンパク質の量が適量
グレインフリーのキャットフードは、穀物を使用していない分、タンパク質が多くなりがちです。モグニャンはグレインフリーですが、タンパク質量は27%以上。
健康な成猫の場合、タンパク質の含有量は25%〜40%の範囲がおすすめです。猫が健康的な筋肉を維持し、必要な栄養を得るために適切な量のタンパク質を摂取できるようにするためです。
ミネラルが控えめ
- リンとナトリウムの量が多いキャットフード食べるつづけると高血圧にあるリスクがある
- マグネシウムを摂りすぎると尿路結石になるリスクがある
モグニャンはリン・ナトリウム・マグネシウムの量が他のキャットフードよりは控えめです。健康な猫が食べることには全く問題ありません。
腎臓病になっている猫にモグニャンはリンとマグネシウムが少し多めなので与える場合は獣医師に相談をしましょう。
- ナトリウム(塩分)⇨0.2~0.35%程度
- リン⇨0.6~1.2%程度
- マグネシウム⇨0.04~0.10%程度
オメガ3脂肪酸が含まれている
モグニャンにはオメガ3脂肪酸が含まれています。
オメガ3脂肪酸の効果
- 血液の流れを良くする
- 血圧をコントロールしてくれる
- 腎臓の炎症を抑える
オメガ3脂肪酸は血液の流れをスムーズにしたり、腎不全への効果も期待できるとして注目されている成分。
オメガ3脂肪酸を含んだサプリメントやキャットフードを個別に腎臓病の猫へ与えている飼い主も多くいますよ。
人工添加物不使用なので腎臓に負担がかからない
モグニャンは人工添加物不使用です。
ミネラルを過剰に摂りすぎてしまう人工添加物が入っているキャットフード。腎臓の悪い猫に人工添加物が入ったキャットフードを与えると、腎臓病をさらに悪化させてしまう可能性があります。
獣医師に相談しながら、腎臓に負担のかからないキャットフードを選びましょう。
目・心臓・肝臓をたすけるタウリン含まれている
タウリンは目や心臓の健康をサポートしてくれる成分として重要な栄養素なので、モグニャンの豊富なタウリンは吸収率の衰えてくるシニア猫にとっては嬉しいメリットです。バナナやクランベリがー尿路疾患を予防
バナナにはビタミンやミネラルが含まれ、消化を促進し免疫をサポートします。クランベリーは尿路の健康を保ち、尿路結石の予防に役立ちます。
獣医師に相談して適切な量を把握し、バランスのとれた食事を与えましょう。
まとめ:モグニャンは腎臓病の予防に最適!
モグニャンは腎臓病のねこに与えてはいけません。
他のキャットフードに比べてミネラル、タンパク質、オメガ3脂肪酸がバランス良くはいっているので腎臓病予防にはおすすめです。
腎臓病だけどもぐにゃんを与えたい場合は獣医市に相談をしてくださいね!
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