市販のキャットフードって
種類が多すぎて何を選んでいいかわからない。
どれを買ったらいいの?
種類が多すぎると、
買うのに迷いますよね!
猫の健康に良いキャットフードを選ぶ基準を知っていれば、選ぶのが楽になりますよね。
「肉副産物」「炭水化物」「人口添加物」の多いキャットフードは避け、糖質40%以下のキャットフードを選びましょう。猫が美味しそうに食べてくれます!
本記事では安全なキャットフードの見分け方とおすすめキャットフードを紹介しています。今すぐ簡単にできるので、キャットフードを買うときにぜひ試してみてくださいね!
買わない方がいいキャットフードの実名を知りたい方はこちらの記事が参考になります!
買わない方がいいキャットフードの4つの特徴
買わない方がいいキャットフードの特徴は以下の4つになります。
特徴①:主原料が肉副産物が多い
肉副産物とは、動物の身体から食肉を取って残った毛・角・歯・ヒヅメ以外の内臓を含む部分で、油脂にする加工をされていないものです。油脂にする加工をしたものは肉骨粉(通称「ミール」)と呼ばれます。
肉副産物もミールも原材料がはっきりと分からず、病気の動物や死亡した動物などの安全性に問題がある可能性があります。
特徴②:穀物が多い
猫は肉食動物なので穀物を多く必要としません。穀物をたくさん摂取すると、消化不良など身体に負担をかけるおそれがあります。
原材料のコストを抑えたり味付けのために、キャットフードにはよく穀物が含まれています。高血糖を引き起こす小麦やトウモロコシが多すぎるものは、猫の身体に負担をかけるため避けましょう。
特徴③:人工添加物がたくさん含まれている
キャットフードには長期保存を可能にしたり、酸化を防止するためなどの理由で、人工添加物が含まれています。添加物が多いと健康に悪影響を及ぼすため、成分表示を確認して添加物の少ないものを選びましょう。
特に下記の添加物は健康への悪影響があるとされており、与え続けると猫が死に至る可能性があります。
人工添加物 | 猫に与える影響 |
---|---|
ビートパルプ | 食物繊維が豊富だが、下痢になる |
没食子酸プロピル | 染色体異常や発がん性 |
エトキシキン | 貧血や肝臓に負担 |
BHA | 発がん性 |
BHT | 発がん性や生まれる子猫に奇形 |
亜硝酸ナトリウム | メトヘモグロビン血症 |
プロピレングコール | 溶血性貧血 |
ソルビン酸カリウム | 摂りすぎると下痢や嘔吐 |
特徴④:合成着色料や人工香料が使われている
合成着色料や人工香料が使われているキャットフードがあります。猫は人間とちがいキャットフードの見た目や色の鮮やかさなどを気にしないので、合成着色料は不要です。人工香料も人間に対しては食欲を刺激する効果がありますが、猫の食欲には影響しません。
キャットフードによく含まれる合成着色料、人工香料は以下のとおりです。
- グリシリジンアンモニエート
- 赤色2号、3号、40号、104号、105号
- 黄色4号、5号、6号
- 青色1号、2号、3号、102号
合成着色料や人工香料も発がん性や遺伝子を傷つけたり腎臓に異常など、いろいろな悪影響が起こります。日本のペットフードの安全基準は人間の食べ物の安全基準よりも緩いため、添加物を多く含むペットフードが売られています。
成分表をよく見たうえで添加物が少ないものを選びがいなくなりました。
安全なキャットフードの選びのポイント4つ
猫の身体に合ったキャットフード選び方は以下の4つがポイントになります。
選び方①:穀物(米・小麦・トウモロコシ)が入ってない
穀物のなかでも特に、米・小麦・トウモロコシ由来の炭水化物は血液中で糖質になるスピードが早いです。うまく血糖の処理が出来ないと、消化機能の低下や高血糖を引き起こす可能性があります。
人間でも注意が必要ですが、穀物の消化が苦手な猫に与えるのはやめましょう。
選び方②:糖類が入ってない
キャットフードには、穀物以外にも、栄養補助や味付けの目的で、糖質を含む成分が添加されている場合があります。イヌリン、グルコサミン、コンドロイチン、FOS(フラクトオリゴ糖)、MOS(マンナンオリゴ糖)があげられます。長い期間、与え続けると血糖が上がるため糖尿病になりやすくなります。
選び方③:穀物にマメやイモが使われている
穀物のなかでもマメやイモは糖質になるスピードが遅く、猫の身体には適しています。サツマイモは猫にとってアレルギー症状を起こしにくい食材で、食物繊維の働きで便秘予防や腸内の掃除に役立ちます。穀物入りのキャットフードを選ぶ場合には、マメやイモの割合が多いキャットフードを選びましょう。
選び方④:成分表の糖質が30%以下
日本で販売されるキャットフードには、AAFCO(米国飼料検査官協会)が定めた栄養成分基準が採用されています。AAFCO基準は炭水化物・糖質の項目がないため、糖質の量が表示されていないキャットフードが多いですが、糖質の割合は40%以下が平均となります。
糖質40%以下が猫が
消化をしやすいです
糖質の成分が30%以下なら猫に負担がかからない良質なキャットフードです。
\ 糖質24%以下!無添加キャットフード /
【真実】キャットフードに糖質が記載されてない理由
原材料キャットフードの栄養成分基準(AAFCO基準)には炭水化物・糖質の項目がなく、割合の表示義務がないです。猫は炭水化物の吸収割合が低く30%〜40%程度で、炭水化物を多量に摂らなくても生命維持に影響はありません。
キャットフードに表示されている他の成分の値から、糖質の割合を出せる計算式は以下のとおりです。
- 100-(タンパク質+脂肪+繊維+灰分+水分)=炭水化物(%)
多くのキャットフードメーカーは糖質が30%~40%で統一されています。糖質30%以下なら血糖値の変化はなく、糖質40%以上で糖質の上昇がみられました。
糖尿病を予防するならキャットフードの糖質は30%以下がおすすです。
過度の糖質が猫に悪いのはメーカーもわかっています。メーカーかの目的は猫の健康ではなく利益。
糖質の量を飼い主に教えても、
メーカーにはメリットがありません
【知らないと損!】糖質30%以下!猫に安全なキャットフード5選
猫にいいキャットフードはタンパク質を多く含み、糖質30%以下のものです。メーカーごとに独自の製法を打ち出しているので、実際に特におすすめのキャットフードを紹介していきます。
- グランツキャットフード
- カナガンキャットフード
- ピュリナワングレインフリーキャットフード
- イティ
- アカナ
おすすめ①:グランツキャットフード
グランツキャットフードはフランス製の高品質キャットフードブランドです。米国の基準であるAAFCO基準に加え、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準もクリアしており、製造工程が厳しく管理されています。
グランツキャットフードは高たんぱく質、穀物不使用、糖質24%以下、猫の消化に負担をかけません。1袋500グラムと小袋サイズなので、保存料と添加物を使わずに高品質を実現しています。
グランツキャットフードは猫の健康を最優先に品質を追求しているブランドです。
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おすすめ②:カナガンキャットフード
カナガンキャットフードの糖質は20%です。イギリス製のブランドになります。動物愛護の先進国で、ペットフードは人間の食事と同等の基準で製造され、法規制も厳しく設定されています。
栄養面でも高たんぱく質、グレインフリーで、食物繊維を摂るためのサツマイモや免疫力を上げる海藻、ハーブなどが含まれています。余計な添加物は入っていません!
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おすすめ③:ピュリナワングレインフリーキャットフード
高たんぱく質、グレインフリーを実現しています。糖質は28%です。
ピュリナワングレインフリーは同グレードのキャットフードよりも安く店頭でも買いやすいため、継続しやすいというメリットがあります。
Amazonだと1kg1,358円なので、
グレインフリーキャットフードでは
かなり安いです!
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おすすめ④:イティキャットフード
イティキャットフードはニュージランド製で、エアドライ製法で作られています。新鮮な生肉や魚介類を含んでいるので、素材の安全性が高いです。エアドライフードは、生肉の3倍のたんぱく質量を持った非常に消化に優れた高品質なたんぱく質です。
イティは天然の素材のみを使用しています。遺伝子組み換え食品、穀物、動物ミール、人工着色料、防腐剤を一切使用していません。
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糖質は11%!
理想的なキャットフードです!
おすすめ⑤:アカナ
アカナはカナダ製で、高品質を追求するブランドです。グレインフリーで、穀物の代わりにマメ等を使用し、糖質は30%以下に抑えています。品質はヒューマングレードを追及しており、人工添加物が使われていません。
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買わない方がいい!キャットフードよくある質問
買わない方がいいキャットフードについてよくある質問をまとめしました。
- 猫が消化しやすい市販のフードは?
-
市販で購入するならピュリナワングレインフリーがおすすめ。糖質28%以下、人工添加物も使われていません。ドラッグストアやホームセンター、ペットショップで取り扱っており、購入しやすいです。値段は1kg1,358円です。
- キャットフードが安全な国はどこですか?
-
ペットフードの法律は国ごとに異なっており、販売基準が厳しい国が安全です。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準に従っているアメリカと日本の製品は、信頼できます。
ヨーロッパではFEDIAFという、製造工程の管理まで含めた独自の基準も設定されており、加盟する以下の国は安全性が高いです。
オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スイス、イギリス
- 猫に穀物を与えてはいけない理由は何ですか?
-
穀物には炭水化物が主成分として含まれており、完全肉食動物の猫にはほとんど必要ありません。
猫は盲腸がほとんどなく、大腸も短いので食物繊維を消化吸収する能力も低くなっています。食物繊維が含まれる穀物を摂取しすぎると、腸内環境が崩れ消化不良を引き起こす場合があります。
まとめ:買わない方がいいキャットフードは猫の体に悪いものがたくさん!
最後にまとめです。猫の好みや、飼主の予算の折り合いをつけましょう。知識として頭に入れながら、無理せずご自身の事情に合ったキャットフードを選んでいただければ幸いです。
▼おすすめしないキャットフード▼
おすすめしないキャットフード
- 原料に肉副産物が多く使われている
- 原料に米・小麦・トウモロコシが多く使われている
- 人工添加物が多く入っている
- 合成着色料、香料が入っている
▼おすすめキャットフード▼
- 穀物が使われている場合、マメやイモ
- 糖類の添加物が不使用
- 糖質が30%以下
ご自宅の猫ちゃんが病気を抱えていたり、子猫やシニアといった、とくに健康に気を付けるべきライフステージである場合は、かかりつけの獣医師さんの指導を優先しながら、キャットフードを選んでみてくださいね。