本記事では猫の顎の下がはげた時のことについて、体験談をもとに解説をしています。

猫の顎の下が急にはげて、
黒いつぶつぶやカスみたいな
汚れがついてる…大丈夫!?



私も初めて「うちの猫の顎の下がはげてる!」と
気づいたときは、びっくり&心配で頭がいっぱいに…。
大切な猫の健康に関わることだからこそ、
早めに原因や対策を知ってあげたいですよね。
顎ニキビの可能性があります。
皮脂や汚れが溜まりやすい顎の下にできやすく、かゆみで猫が引っ掻くため毛が抜けてはげてしまいます。
軽度なら家でのケアで改善できますが、毛が抜けて赤く腫れている場合は動物病院で診てもらいましょう。


この記事では、猫の顎の下がはげる原因や悪化を防ぐ方法を体験談を交えて解説します。
室内飼いで食器を毎日洗っているのに顎の下がはげてしまう猫や、繰り返し同じ症状になる猫の飼い主さんにぴったりの内容です。
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【体験談】猫の顎の下がはげて完治するまで1〜2ヶ月


体験談では猫の顎の下がはげてから治るまでの経過を紹介します。
- 初日〜1週間:猫の顎の下が赤くただれてはげている
- 1週間〜1カ月:猫の顎の下のはげと黒いつぶつぶが落ち着いてくる
- 1〜2カ月:猫の顎の下のはげがほぼ完治し毛並みが戻る
初日〜1週間:猫の顎の下が赤くただれてはげている
ある日、猫の顎の下が赤くただれており、はげているのを発見しました。
動物病院で顎ニキビと診断されました。
猫の顎の下には皮脂腺が集まっていて分泌物が多いため、自分で毛づくろいしにくいので黒いつぶつぶができやすいです。
- 処方されたステロイド剤を1日1回〜2回塗布する
- 月1〜2回、顎の下だけでもシャンプーをする
- 週1回、顎の下をコームでとかす
顎の下のシャンプーをしましょう。
雑菌が繁殖しているので、シャンプーをして清潔にするとただれとかゆみが早く治ります。



うちの猫はシャンプーを嫌がったので、
顎の下だけ石鹸をつけて
ぬるま湯で洗いました。
動物病院で処方されたステロイド軟膏を薄く使うと、かゆみが数日でグッと軽減しました。
猫が顔をこすらなくなり、掻きむしって余計に顎の下がはげたり化膿するのを予防できました。



猫がいつも以上に
壁やダンボールに
顔や顎をこすりつけているのは
かゆい証拠だよ
1週間〜1カ月:猫の顎の下のはげと黒いつぶつぶが改善してくる時期


ステロイド剤の塗布を続けると、ただれやかゆみが落ち着いてきます。
顎の下のはげたところに毛はまだ生えてきません。
ただれとかゆみが落ち着いたら、コームで猫の顎の下の黒いつぶつぶを除去しましょう。



黒いつぶつぶは毛の根元や
皮膚の表面に皮脂や汚れが
固まってできています。
ブラシは毛の表面をなでるように整えるのが得意ですが、毛の根元や皮膚に密着した汚れまでは届きません。
コームは以下のメリットがあります。
- 毛の根元までしっかり届く
- 黒いつぶつぶやフケをやさしく引きはがせる
- 毛を傷めずに汚れだけを取り除ける
うちの猫も顎の下にできた黒いつぶつぶもブラシでは全く取れませんでしたが、コームに変えてからは汚れがスッと取れました。
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週1回コームで猫の顎の下をとかすのが
おすすめだよ
1〜2カ月:猫の顎の下のはげがほぼ完治し毛並みが戻る


清潔な環境と継続的なケアで、顎の下の皮膚状態が安定し再発予防が可能になります。
赤いただれが落ち着いてから、ステロイド剤の塗布はやめました。
約1ヶ月〜2ヶ月で良くなります。
赤くただれていたところは良くなり、はげていたところはほぼわからなくなりました。
根気良くケアを続けていきましょう。
【症状別】猫の顎の下がはげたら病院へ行くべき目安


写真のようにはげて赤くただれていたら、すぐに動物病院へ受診しましょう。
様子を見ていると、雑菌が感染して膿んで悪化する可能性があります。
症状は以下の3つの段階にわけられます。
- 軽度⇨黒いつぶつぶ。かゆがる様子はない
- 中度⇨ハゲができ、赤くただれる。かゆみや痛みがある
- 重度⇨最近の感染を起こして、傷口が膿んでくる
軽度:猫の顎に黒いつぶつぶができる


砂粒のようにも見えます。
黒いつぶつぶの時点では痛みもかゆみもありません。
餌皿をきれいに洗ったり、プラスチック製の餌皿を陶器に変えるだけで雑菌の繁殖が防げるので、自然に治ることもあります。
中度:顎の下がはげる・赤くただれる
壁や家具の角に顔や顎をこすりつける動作が目立ってきます。
かゆみがあるため、自分の爪で引っ掻いてしまう場合もあります。
自然に治るのは難しいため動物病院で相談しましょう。



うちの猫の場合は中度でした
重度:細菌が感染して顎の下が化膿してくる
猫は痛みやかゆみがひどくなってくると、顔を触られるのを嫌がります。
感染が他の部位や血液の中にまで進行すると、発熱や食欲不振といった体調不良を起こします。
顎の下のただれが重度になると治るのにも時間がかかるので、動物病院を早めに受診をしてください。
【放置NG】猫の顎の下がはげる原因3選


顎の下は皮脂腺が多く分泌物がたまりやすい部位です。
毛づくろいもしにくいため汚れや雑菌が繁殖しやすく、炎症やはげる原因になりやすいです。
猫の顎の下にニキビができる原因はおもに3つです。
- グルーミング不足している
- ホルモンバランスが乱れている
- 猫がごはんを食べる食器に雑菌が繁殖している
グルーミング不足
猫はつねにグルーミングを行い身体をきれいにする動物ですが、顎の下は舐めれません。
皮脂や汚れが残りやすい部位です。
顎の下は皮脂腺が他の身体の部位よりも発達しているので汚れやすいです。
ホルモンバランスの乱れ
避妊・去勢手術のあとに、ホルモンバランスの乱れが生じて皮脂の分泌が増える場合もあります。
手術後に急に猫ニキビができたら、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
猫がご飯を食べる食器に雑菌に繁殖がしている
うちの猫はご飯を食べる時はプラスチックの食器を使ってました。
プラスチック製の食器は表面に細かい傷がつきやすく、汚れや菌が溜まりやすいです。
猫の顎の下がただれたりはげたりする原因になります。
【効果的!】猫の顎の下をはげさせないための予防方法3選


猫の顎の下がはげた時に、実際に試して効果があった対処方法は以下の3つです。
- 猫のごはんの食器は清潔に保つ
- 猫の顎の下を拭き取る、もしくはコームでとかす
- 猫のご飯を見直す
- ストレス減らす
- 室内環境の清潔維持する
ご飯の食器は猫のためにいつも清潔に保つ
猫の食器は食事ごとに洗いましょう。
プラスチックの食器だと食器自体が傷つきやすいので、陶器の食器がおすすめです。
食器が傷つくと雑菌が繁殖しやすくなり、猫の顎が汚れやすくなります。
猫の顎をコットンで拭き取る・コームでとかす
顎の下と口のまわりは猫が自分で毛づくろいをしにくい場所です。
食べカスやよだれが付いたままになり、汚れやすいので注意しましょう。
汚れたらお湯で濡らした清潔なコットンで軽く拭き取ります。



コットンがなければタオルや
ペットウェットも代用できるよ
- コットンをぬるま湯で濡らす
- ごしごし擦らない
- 顎の下や口のまわりを触られるのを嫌がった場合は、手短にすませる
ブラシでは届かない毛の根元までケアできる細目コームは、我が家でも愛用中。
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猫のご飯を見直す
脂質の多いフードやおやつは皮脂分泌を促し、猫の顎の黒いつぶつぶを悪化させる場合があります。
低脂質・高たんぱくのご飯に切り替え、ウェットフードとドライフードをバランスよく与えるましょう。
皮膚ケア用やアレルギー対応フードの活用もおすすめです。
ストレスを減らす
ストレスはホルモンバランスを崩し、皮脂分泌や免疫力の低下を招く場合があります。
予防には飼い主とのスキンシップ時間を増やし、猫が安心できる高低差のある遊び場や隠れ家を用意しましょう。
生活リズムをできるだけ一定に保つのも、ストレス軽減につながります。
まとめ:猫の顎の下がはげたら早めのケアを!


猫の顎の下がはげて黒いつぶつぶがある場合、放置すると悪化しやすいため、早期発見・早期ケアが大切です。
日頃の食器洗浄や顎のケアで再発も防ぎましょう。
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