猫のご飯にはドライフードやウェットフード、CMで人気のある「チュール」のようなおやつなど、様々な種類があります。
今回は、猫に与えるフードのに変え方について、私の失敗談を交えて解説します。
この記事でわかること
- 猫のフードの切り替え方
- 切り替え時の注意点
- 動物病院に行く目安
猫のフードを変えると下痢になるの?
猫が下痢をする原因として考えられることはいくつかあり、猫がどういう理由で下痢をしているのかを知ることは、対処法を考えるうえでとても大切です。
ここでは、私が経験した失敗談を元にして猫の下痢の原因について解説しますね。
理由① 突然、全く違うメーカーにフードを変更した
生後4ヶ月になった猫たち。
我が家では「ロイヤルカナンキトン」を与えてました。
こっちの餌も良さそう
いろんな餌を試してみよう
別のメーカーの子猫用のフードもを購入しました。
新しく購入したフードと今までのフードを混ぜて与えた翌日に、1匹が嘔吐、2匹が同じタイミングで下痢に。
2、3日経っても収まらず結局動物病院へ。
便検査した結果
感染症ではなさそうですね
フードを変えたのが
一番の原因かもしれません
ネットで調べたんですけど
子猫のうちに色んな餌を与えた方がいいと
聞いてあげていたんですが……
一般論としてはそうですね
しかしあまりフードを変えすぎると
猫にとってもストレスという研究もあります
どちらの研究も慢性腎不全になることが
ありますね
理由② 子猫の時は消化機能が未発達
子猫は消化機能が未発達なので
下痢を起こしやすいのも原因です
結局
猫に合わせたほうが
いいんですね
そうですね
下痢止めの注射もできますが
今回はフードを変えたから
下痢になった可能性が高いので
療養食で様子をみましょう
処方されたのはロイヤルカナンの消化器サポート。可溶性繊維は食物繊維で便を固めてくれる作用があります。
ロイヤルカナンの消化器サポート 可溶性繊維子猫用ではないですが
2週間これだけをあげて様子を見てください
また2週間後経過を診察しますね
2週間、処方されたフードを与え続けた結果、下痢は少し落ち着いてきました。
再診時。
下痢止め出しておきますね。
1日2回、1回1錠です
餌に混ぜて飲ませてください
たまに食べない猫ちゃんもいますが
匂いとかもきつくないお薬なので大丈夫ですよ
下痢は普通便へ。フードもロイヤルカナンに戻しました。
子猫の時は体質的に
下痢を起こす子がいます
大人になったら
自然と治る子もいます
でもの念のため感染症がないかの確認で
もう一度だけ糞便検査だけやっておきましょう
糞便検査をした結果、感染症はありません。しばらく様子見となりました。
猫のフードを変えて下痢にならないための3ステップの流れ
猫のフードの変える時は実際にどのように進めていけばいいのでしょうか。
ここではフードの変え方について、詳しく説明していきます。フードを変える時には段階を踏んで順序を守り進めていきましょう。
ステップ1:準備するもの
- 現在食べているフード
- 新しいフード
「今食べているものがなくなりそうなのでフードを変更しよう」「成長に合わせて、フードを変えよう」と急に始めようとすると、切り替えがうまくいかなく猫の体調を崩す可能性があります。
現在食べているフードの残量を調節しながら、切り替えていきましょう。
切り替えている途中で現在食べているフードが足りなくなってしまった場合、少し手間になってしまいますが、少量サイズ購入して少しずつ変更していくのがおすすめです。
ステップ2:今食べているフードの10%を新しいフードに変える
まず、今食べているフードの10%を新しいフードに変えましょう。
- 1日目⇨現在のフード90%に新しいフード10%
- 2日目⇨現在のフード80%に新しいフード20%
- 3日目⇨現在のフード70%に3新しいフード30%
1日ごとに現在のフードを10%減らし、新しいフードを10%増やしていきましょう。10日間を目安に新しいフードに切り替えていきます。
2種類のフードは混ぜてしまってもいいですし、1つの器で分けて与えても問題ありません。猫の性格に合わせて与えるようにします(ちなみに我が家は2種類のフードを混ぜてました)。
フードの切り替えをしているときには体調や便に変化がないかどうかも観察します。
ステップ3:切り替え中は急がず猫のペースに合わせる
特に幼猫期、シニア期の時期は免疫力も低下しやすいので十分注意してあげましょう。
フードを時間をかけて変更していても、切り替えている途中で急に食べなくなることや吐き戻し、下痢などの症状が見られるケースがあります。
そんなときは切り替えを進めることはせずに、前日の割合に戻し様子を見るようにしましょう。
なかなか体調が戻らないようであれば、フード以外の原因により体調を崩している可能性もあります。できるだけ早く、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。下痢や嘔吐などの症状が続くと栄養を体に吸収できていない状態になりやすく、体調も悪化してしまいます。
猫のフードを変えて下痢になった際の対処方法3選
猫が下痢を起こしたときは、どんな便の性状をしているかを知っておくのが大切です。動物病院に行くのも視野に入れて適切な対処をしてあげましょう。
食事の量を少し減らす
下痢で食欲がないときに、無理していつもの量の食事を与える必要はありません。人間と同様、猫の下痢も、おなかを少し休ませてあげることが大切です。
ドライフードの場合は少しふやかす
少しふやかした方が、消化に良くおなかにも負担がかからなく、更に水分も多く取れるのでおすすめです。下痢が続くと水分が不足するので、脱水症状にならないよう、水分はしっかり与えましょう。
動物病院へ行く
あまりに下痢が続くときは動物病院に行くことをおすすめします。(我が家では2日間続いたので動物病院へ行きました)動物病院では下痢をしたとき用の特別な療法食を入手できるので、獣医さんと相談してみるのもよいでしょう。
動物病院へ行ったときには必ず「どんな便だったか」聞かれるので、写真を撮っていくなり、便自体をビニール袋に入れで持っていった方が獣医さんに正確に情報が伝わるのでおすすめです。
まとめ:猫のフードを変えると下痢になるの?
突然、猫のフードを変えると下痢になる可能性が高いです。
下痢が続くと猫のストレスにもなってしまいますので、慣れないうちは自己判断せずに動物病院に相談しましょう。
猫のフードを変える時は1~2週間程度の時間をかけて行いましょう。
慌てることなく猫の様子を見ながら変えていきたいですね。
病院で処方された療養食はこちらです。可溶性繊維なので便を固め、下痢をよくする効果があります。この療養食に切り替えて我が家では1週間から1ヶ月かけて下痢は良くなりました。
コメント