猫は膀胱炎になりやすい体質なの?家でできるケアってあるの?
猫って膀胱炎を繰り返すって本当?
結論から言うと、個体差はありますが膀胱炎になりやすいです。特にオス猫。
なんで猫は膀胱炎になりやすいの?
猫の祖先は砂漠で暮らしていたので、あまり水を飲む習慣がありません。
砂漠のような水の少ない環境で生きるため、犬などよりも水を飲まず少ない飲水量で濃い尿を排泄する体質になっています。
猫はもともと膀胱炎になりやすい体質なんです。
かくいう私も、飼い猫が膀胱炎になり大変でした。
今回は体験談を交えて、原因や症状、対処法を解説していきますね。
猫の膀胱炎の原因
猫の膀胱炎の原因には大きく2つ特徴があります。以下で詳しく解説をしますね。
- 特発性膀胱炎
- 細菌性膀胱炎
特発性膀胱炎
特発性膀胱炎とは原因がはっきりしない膀胱炎のことです。うちの猫の場合は特発性膀胱炎でした。
特発性膀胱炎って何ですか?
原因がよくわからない膀胱炎のことです
最近急に寒くなったので
ストレスになったのかもしれませんね
細菌性膀胱炎
細菌性膀胱炎とは細菌が膀胱に入って感染する膀胱炎です。
猫の膀胱炎の3つの症状
体験談を交えて特に目立った膀胱炎の症状を3つ紹介します。
やたらとにゃあにゃあ鳴く
いつも鳴かない時間に、にゃあにゃあ鳴くのは猫が何かを訴えている証拠です。
我が家の場合はトイレ周りでウロウロしてしていました。
トイレに何回も行く
猫をよく観察していると、今トイレに行ったばかりなのにトイレへすぐ入るのはおしっこがすっきり出てない可能性があります。続けてトイレへ行くのは要注意です
おしっこの色や量・匂いがいつもと違う
おしっこをしたら観察すること
- おしっこの1回の量
- 匂い
- 色(血液が混じってないか)
膀胱炎が疑われる場合、おしっこの量が少ない、いつもの匂いと違う、血が混じるなどの症状が見られます。猫がおしっこをする時に痛みで鳴くこともあります
うちの猫の場合は、おしっこの量は木製ペレットが少し濡れている位の量でした。
この時の量はいつもより
とても少ないです
猫が膀胱炎だと思ったら動物病院へ〜上手な動物病院の受診の仕方〜
愛猫が膀胱炎になったらどうしたら良いのかわからない!という方もいるかと思います。
私も上手に猫の症状を動物病院で伝えることができず、苦労しました。
これだけやっておけば診察がスムーズという方法を紹介します。
写真や動画を撮る
- 猫のおしっこを写真に撮る
- いつもとは違うと症状を動画におさめる(トイレの周りをウロウロしているとか)
言葉と画像で、獣医さんに伝えるととてもわかりやすく伝わります。
猫が辛そうな姿をしているのに、写真を撮るのはいたたまれない!という方もいると思いますが、絶対に役に立つのでおすすめします。
私もスマホで録画して
動物病院を受診したよ
可能ならおしっこも採取
膀胱炎が疑われる場合、獣医さんに
おしっこを採ってきてください
と、言われます。
え、どうやって?
と、思う方も多いと思いますが尿検査をするのにどうしても必要なので、あらかじめ採取しておくと診察にとっても役立ちます。
我が家ではシステムトイレを使用して、猫のおしっこの採取をしました。
猫が膀胱炎になった時の動物病院での診察の流れ
猫を動物病院へ連れて行ったらどんな診察をするの?費用はどのくらい?色々気になることがあると思います。体験を交えながら詳しく説明をしていきますね。
問診を受ける
受診をすると、
- 今日はどんな症状で受診をしたのか
- いつから症状があるのか
- おしっこの匂い
- トイレの回数
- おしっこの色
- 食欲
- 元気はあるか
上記のことをよく聞かれます。獣医さんに聞かれると、慌ててしまう事もありますが落ち着いて答えましょう。
写真や症状のメモ書きの持参していくと
獣医さんに伝わりやすいよ
検査
- 触診
- エコー検査
- 尿検査
触診とエコー検査で膀胱の炎症の度合いや、膀胱内の尿石の有無や大きさ、おしっこが溜まってないかをにさらに詳しく調べることができます。
尿検査では尿の性状(pH)を調べたり、尿中に細菌や結晶が出ていないかを顕微鏡で確認します。
うちの猫の場合はph8でアルカリ性に傾いてました(ちなみに正常は6.5)
膀胱炎の治療
治療方法は抗生物質の投与が主になります。
投与の仕方は注射と内服薬があります。痛みがある場合には痛み止めも処方されます。
我が家の場合は抗生物質の注射と内服薬を両方の治療をしました。内服薬は2週間飲み続けます。
治りかけに再発することがあるので
薬は2週間分出しておきますね
ちなみに治療の費用は約13,000円です。
家でもできる!猫の膀胱炎対処方法3選
猫は膀胱炎を繰り返しやすいです。特に冬は運動量が減ってしまい、水分を取らなくなるので飼い主さんが工夫をして対処をしましょう。
対処法①水飲み場を増やす
水場を増やします。
今まで2箇所でしたが、我が家では3箇所に増やしました。
猫がよく行くところに、水場をおいておくと飲む回数が増えます。
お皿にたまったお水を飲むのが好きな子、流れているお水が好きな子と好みがありますので色々ためして見てくださいね
対処法②運動不足を解消する
運動をすると膀胱炎の対策になります。
理由は寒いと寝ている時間が増え、猫も運動不足になりがちだからです。
【運動の効果】
- 筋肉が鍛えられる
- ストレス発散になる
- 自律神経が整う
運動は筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経を整える役割もあります。
そのため、運動量が減ると自律神経のはたらきが鈍くなり、膀胱や胃腸の動きも低下することで膀胱炎になりやすくなります。。
1日5分だけでも遊ぶ時間をつくりましょう。
猫とのコミュニケーションにも
繋がるよ
対処方法③トイレを清潔に保つ
猫は綺麗好きな生き物です。
トイレが汚いと使ってくれず、おしっこを我慢することもあります。
ペットシートを交換するだけではなく、トイレ本体も丸洗いをしましょう。
ちなみに我が家はシステムトイレがで月1回はトイレ本体を丸洗いします。
猫が膀胱炎になったらどうする?原因と症状・対処方法まとめ
猫は膀胱炎になりやすいです。
放っておくと命に関わることもあります。猫の「おしっこがいつもと違う!」と何かしらの変化がみられたらすぐに動物病院に相談しましょう。
膀胱炎の診断には尿検査が必須です。可能であれば病院に新鮮な尿を持参するのが良いでしょう。
膀胱炎の発症は猫の生活に密接に関わっています。
猫が膀胱炎にかからないための生活作りをして、快適な猫ライフを送りたいですね!